アンネちゃんが来社 だが話していたら、あの頃を思い出した

現在、美大で油彩を選んでいると聞いたので
以前アトリエに来社された時、自分で作品を創ったら?と提案した。
何度かメールのやりとりの中で
とても興味があるので、是非染色をしてみたいとの事だった。

そして昨日(9/12)来社された訳だが
昨日は手作りのお焼き菓子をお土産に持ってきてくれた。
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写真では大きさが分からないだろうが
親指と人差し指でつまめるほどの、一口サイズです。
これがまた素朴な味なのだが、ほんのりとした甘みで美味しんだ。
聞けばお婆ちゃんのレシピだという。
お婆ちゃんがママに教えて、ママが私に教えてくれたの。と言う。

美味しいねというと
本当はバターを使うのだけど、今は売ってないのでマーガリンで作った。
ママのお手伝いをしながら教えて貰ったの。とも言う。
遙かな昔、我が家で姉ちゃんたちが
母と一緒に漬け物を教わったり、味噌汁を教わってた。
だから母が亡くなった後でも、家の味のぬかみそ漬けを食べられた。
(その姉も今は帰らぬ人だが・・・)

さ~て、お菓子を頂いてから制作だわさ。
指導は年齢が近いシロ子(山路 寛子)さんが行う。

アンネちゃんは1メートル四方のスカーフを創りたいという。
シロ子さんが創ったスカーフと同じ大きさだ。
そしてシロ子さんに言われてた、デザイン画を持ってきた。

大体の構想を聞いて、加工方法を考えるのはオイラ達。
今回は筒描きでアウトラインを置き、彩色してから
再び筒描きで細かな仕上げをする事にした。

地色は黒のグラデーションにしたいという。
柄を描く所は生地白が良いというので
それなら地色は吊りぼかしにしようとなった。

早速、筆や筒でアウトラインを描く練習です。
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言われた事を素直に聞き、実に集中力を発揮して練習するから
1時間ほどの練習で、見違えるように良い線を描けるようになった。

だがこの日は、まず地染だぁね。
風呂場を使って地染(吊りぼかし)をする。
どの辺りまで染めて、どの辺りに柄を描くか本人が決める。
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そしてシロ子さんが助手になって吊りぼかし
まず生地の全体を濡らす。
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それから地染だよ。
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淡いグレー・中間グレー・濃いグレー(黒だけど)
三つの容器を次々に染めて行く。
どうしても横段風になるのを、もっと山のようにしたい・・ん?

つまり「もっとナチュラルにか?」
そう!もっとナチュラルに
きちんと意見も伝えながら制作したのでした。

翌日、乾いたのを見る限り、彼女の意図した色より淡い。
きっとアンネもそう言うだろうなぁ~。

それでも昨日は自然乾燥を待ちながら
待ってる間に色々と話した。
故郷のドレスデンの事や、自分の両親の仕事や家の事など。

衣服も最低必要な物だけしか持たないを聞いたり
外食は年に数えるほど、特別な時しかしない。
友人や両親の友人などと会う時は外で会わずに
いつも自宅に招いたり、招かれたり。

そう、オイラが子供の頃
オヤジの友人や親戚などは、いつも招いたり招かれたり

オイラ達も中学生の頃
いつも友達の家に行ったり、招いたり。

生活全般が、オイラ達の子供の頃とそっくりでびっくり。
彼女の話は、50年~60年前の俺たちの暮らしをを彷彿とさせた。

その彼女は話していると、だからなのか古風な感じがする。

誰でも彼女(アンネ)に会うと
日本語が達者な外国人というのではなく
人間として好きになるに違いないと確信した。

日本での父親を名乗るN氏が
本当にきちんと見守っているのが良く分かった。

それにしても
アンネの様な日本の若い女性
そんな女性に会ってみたい物だと思った。
もし出会えたら、N氏ではないが
日本もまだ捨てたモンじゃねぇなぁと、
心でつぶやくオイラがいる事だろう。

昨日は話し込んで、気がついたら19時。
オイラはドリンカーだから、一杯飲むけど
何か作るから、良ければアンネちゃんも喰って行くか?

エッいいの?。それじゃ食べたい。
嬉しそうな顔をして、そう言ってくれたが
冷蔵庫を見るてぇと、食材が切れかけている。

それじゃあよぉ
オイラ、アンネちゃんの話で昔を思い出したから
思い出しついでに、スイトンを作るがそれでも良いか?

スイトン?
おぅよ、日本の団子状のスープパスタだぜ。

オイラの作ったスイトンを、美味しい!と言って喰って帰った。
何だかオイラまで幸せな気分になった昨日でした。

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この記事へのコメント

こーちゃん
2015年09月13日 08:40
創造は人間に備わっている能力(本能)の一つ、料理も含めて最近の人たちは創造活動をしていない。
この能力を使わないからストレスが蓄積していくことを理解しないといけないと思う。
reve de chat
2015年09月13日 22:14
う~ん、納得です。
いろいろな意味で激動しているのは日本だけ。
難民受け入れのニュースを見ても、懐の深さと高齢化対策をバッティングする強かさ。 それこそ本当の合理性かなと思います。
すいとんを味わえる若者が増えるといいな、と思います~!^^

show-taro
2015年09月14日 08:48
こーちゃんへ
料理も染色も創る事は面白い。
最近の人は・・料理も手抜きってか?
Anneは今週の金曜日に再来社。
オイラがシーフードカレーを創る約束したよ。(笑)
show-taro
2015年09月14日 08:53
reve de chatさん
難民受け入れの話もしましたぜ。
それなりに何かと大変みたい。
でもねぇ80万人だものねぇ。
1都市の人口に匹敵するもんねぇ。

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