仰天!小千谷の緯総(よこそう)帯-1

十日町から帰り、次は小千谷
11日に業者さんに同行して、新幹線で行ってきた。

この業者さんは、結城紬のメーカー
なんで結城紬のメーカーが小千谷へ?
結城の糸を提供して、小千谷で緯総帯を制作するからだ。
それで結城と云うのか?

な~に、オレ達だって、結城紬の白生地を提供され
東京で染めているんさ。
これは決してインチキではねぇよ。

で、緯総(よこそう)とは何か。
絣の事で、正確には緯総絣という。
つまりだ、業界で云う先染め。
糸の段階で染めて、染め上がった物を織り上げる事だぁね。
早い話、絣の織物ですね。

織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で構成される。
白生地だって、織物はそうだよね。
その緯糸だけに柄を付けて織るから、緯糸総柄絣・・緯総だと思う。

サンプルの帯の写真を2枚、クリック拡大して見てね。
画像

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写真で、緯糸だけで柄が作られているのが分かるかな?。

エッ?何で染屋が織物を見に行くのかって?
理由-その1
この結城の業者さんは、かつて掘留のビルに営業拠点を持ち
意匠部という、部門が有ったのだが・・
結城に戻る事になった時、意匠部スタッフは通勤距離の問題で、全員が退職したんだ。
従って、現在は意匠部がない。

理由-その2
小千谷の地でも柄は描けなくはないが、地方独特の絵柄になる。
結城紬のメーカーさんが求める絵柄は、非常に不得意。
従って、新たな柄を創る時は、アトリエがサポートする必要がある。

以上が、同行した理由だが
サポートするにしても、織り方をキチンと理解していないと、織ることが出来ない(或いは非常に難しい)絵柄を提供する可能性があるから、織り方を知るために行ったのだ。

緯総に関するオイラの乏しい知識
緯糸だけが生地状になっている白生地(糸?)に、型紙を使って絵柄を擦り込む。

所がオイラの知識は機械捺染の知識だった事が分かった。

小千谷の緯総は、緯糸を数本ずつだが、手作業で染めるんだ。
チクと簡単に計算してみよう。
帯の糸は太いから、1本が0.5ミリと考える。
1往復で1ミリだわさ。

帯の幅は35センチ(350ミリ)
1往復で70センチ(700ミリ)だぁね。

つまり、1ミリの長さを織るのに緯糸700ミリが必要。

帯の長さは4メートル強あるが、ま、4メートルと考えよう。
4メートルをミリに直すてぇと、4千ミリだよね。

長さ4,000ミリ×1ミリに必要な糸700ミリ = 280万ミリ
これを1,000で割るてぇと・・・2,800メートル
キロに直すと2.8キロメートル・・・・

2.8キロメートルの糸を、延々と手で彩色していたら気が狂うわぃ。
そこで(後述するが)何分割かに分けて
分割分をまとめて染める。
分割する数は、8分割~24分割だね。
それにしても、8分割にまとめて彩色しても、350メートルの糸になる。
24分割で彩色した場合でも117メートルの糸。

唯一の機械化とか云って、機械を見せて頂いたが・・
これ・・・・機械というより道具。
これで、117メートルから350メートルの糸に、彩色して行くのか・・

次回は詳しい彩色方法を。

ホンキでビックラするぜぇ。

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